VBAでのDo While / Do Untilループの基本構文

VBAでは、条件が真または偽である限り処理を繰り返す Do WhileループDo Untilループ を使うことで、柔軟なループ処理が可能です。

本記事では、それぞれの基本構文と違いについてわかりやすく解説します。


1. Do Whileループの基本構文

条件が Trueの間 処理を繰り返す

Do While 条件
    '繰り返す処理
Loop

ポイント:

  • 条件True(真) の間、繰り返し続ける
  • 条件が最初からFalseの場合、1回も実行されない

例:変数が5以下の間、処理を繰り返す

Dim i As Integer
i = 1

Do While i <= 5
    Debug.Print i
    i = i + 1
Loop

出力結果:

1
2
3
4
5

2. Do Untilループの基本構文

条件が Falseの間 処理を繰り返す

Do Until 条件
    '繰り返す処理
Loop

ポイント:

  • 条件False(偽) の間、繰り返し続ける
  • 条件が最初からTrueの場合、1回も実行されない

例:変数が5より大きい数になるまで繰り返す

Dim i As Integer
i = 1

Do Until i > 5
    Debug.Print i
    i = i + 1
Loop

出力結果:

1
2
3
4
5

3. Do…Loop While / Do…Loop Until の構文

処理を最低1回実行してから条件を判定

Do
    '繰り返す処理
Loop While 条件

Do
    '繰り返す処理
Loop Until 条件

ポイント:

  • Do ~ Loop の形は、先に処理を実行し、その後で条件を評価
  • 条件に関係なく、最低1回は処理が実行される

例:1回は必ず表示される

Dim i As Integer
i = 10

Do
    Debug.Print i
    i = i + 1
Loop While i <= 5

出力結果:

10

4. まとめ表:Do WhileとDo Untilの違い

ループ種別条件がTrueで継続条件がFalseで継続処理を先に実行
Do While
Do Until
Do…Loop While
Do…Loop Until

本記事では、Do WhileループとDo Untilループの基本構文と違いについてご紹介しました。
状況に応じて使い分けることで、より柔軟な繰り返し処理を記述することができます。

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