1. 比較演算子と条件分岐の基本
比較演算子は、特定の条件に基づいて処理を分岐させるために使用されます。If...Then...Else
や Select Case
などと組み合わせることで、プログラムの流れを制御できます。
2. If…Then…Else と比較演算子の使用例
以下は、数値の比較を使用してメッセージを表示する例です。
Sub CompareNumbers()
Dim num As Integer
num = 10
If num > 5 Then
MsgBox "数値は5より大きいです"
Else
MsgBox "数値は5以下です"
End If
End Sub
このコードでは、変数 num
が5より大きいかどうかを比較し、結果に応じたメッセージを表示します。
3. Select Case を使った条件分岐の例
Select Case
を使用すると、複数の条件を簡潔に書くことができます。
Sub GradeEvaluation()
Dim score As Integer
score = 85
Select Case score
Case Is >= 90
MsgBox "成績: 優"
Case Is >= 75
MsgBox "成績: 良"
Case Is >= 50
MsgBox "成績: 可"
Case Else
MsgBox "成績: 不可"
End Select
End Sub
このコードでは、score
の値に応じて異なるメッセージを表示します。
4. 応用例:ユーザー入力を評価する
ユーザーの入力値を条件分岐で処理する例を紹介します。
Sub CheckInput()
Dim age As Integer
'ユーザ入力用のインプットボックスを表示(InputBox) → 入力した値を age へ格納
age = InputBox("年齢を入力してください")
If age >= 18 Then
MsgBox "あなたは成人です"
Else
MsgBox "あなたは未成年です"
End If
End Sub
このコードでは、ユーザーが入力した年齢が18歳以上かどうかを判定し、メッセージを表示します。
5. まとめ
- 比較演算子を使うことで、条件に応じた処理が可能になる
If...Then...Else
はシンプルな条件分岐に適しているSelect Case
は複数の条件を整理しやすい- ユーザー入力の判定など、さまざまな場面で活用できる
コメント