目次
1. クラスモジュールの本質と活用目的
- なぜクラスを使うのか?:再利用性・保守性・構造化の観点から
- 標準モジュールでは限界のある「状態管理」と「データ抽象化」
- 実務でよくある「エンティティの表現」にクラスが最適な理由
2. 基本構造とPropertyの使い方
Property Get / Let / Set
の違いと使いどころ- 値型(数値・文字列)とオブジェクト型(Collection/Dictionary)の使い分け
- 外部からアクセス制御する:Private変数 + Publicプロパティ
3. Dictionaryを使った動的な値管理
- 固定プロパティでは表現しきれない「可変データ」の扱い
- Dictionaryを内部に保持し、柔軟にキー・値を追加できる構造
Item(key)
のラップとしてProperty Get/Let
を活用する方法
4. クラスの初期化・破棄と隠れた落とし穴
Class_Initialize
で初期状態を整えるClass_Terminate
で参照破棄とメモリ解放- クラスのインスタンスをCollectionに格納する設計パターン
- 複数オブジェクトを動的に生成・保持・操作する構造
5. 実用設計パターンと応用例
- 【例1】行データ1件をクラスで表現 → シート1行とのマッピング
- 【例2】検索可能なデータベース風構造(IDをキーとするDictionary + クラス)
- 【例3】複数条件によるフィルタリングやグルーピングの実装例
- 【例4】ユーザー定義クラス + JSONとの連携(応用編)
6. 補足・開発設計の指針
- クラス設計でありがちなアンチパターン(何でも1つに詰め込む)
- CollectionとDictionary、どう使い分ける?
- UDT(ユーザー定義型)ではなくクラスを選ぶべき場面とは
- Excel操作ロジックとビジネスロジックの分離手法
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