VBAのCInt
関数は、値を 整数(Integer型) に変換するための関数です。数値を扱う際に、小数点以下を丸めたり、データ型を統一したり するのに役立ちます。
1. CIntの基本構文
Dim num As Integer
num = CInt(値)
「値」 に指定した数値を Integer型 に変換します。
2. CIntの特徴
- 小数点以下は四捨五入される
- 範囲は -32,768 〜 32,767(Integer型の範囲)
- 範囲外の値を変換しようとするとエラー発生
3. CIntの使用例
① 小数を整数に変換(四捨五入)
Dim num As Integer
num = CInt(3.6) '4 に変換
MsgBox num
② 文字列を整数に変換
Dim num As Integer
num = CInt("25") '25 に変換
MsgBox num
③ 範囲外の数値はエラーになる
Dim num As Integer
num = CInt(40000) 'エラー発生(32,767を超えている)
エラーを防ぐには、事前に範囲を確認 しましょう!
4. CIntを使う場面
- 数値を整数に統一したいとき
- 四捨五入が必要な場合
- 文字列の数値を扱いやすくしたいとき
5. まとめ
CInt
は 数値をInteger型に変換 する関数- 小数点以下は四捨五入 される
- 範囲外の数値を変換するとエラー
- 整数を扱うときに便利!
整数が必要な場面では、適切にCInt
を活用してみましょう!
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