VBAのCDbl
関数は、値を Double型(倍精度浮動小数点数) に変換するための関数です。
小数を扱いたい場合や、精度の高い計算をしたい場合 に役立ちます。
目次
1. CDblの基本構文
Dim num As Double
num = CDbl(値)
「値」 に指定した数値を Double型 に変換します。
2. CDblの特徴
- 小数点以下を含む数値を扱える
- 精度が高く、大きな数値も扱える(±1.7976931348623157E+308)
- 整数・小数・文字列の数値も変換可能
3. CDblの使用例
① 整数をDouble型に変換
Dim num As Double
num = CDbl(10) '10.0 に変換
MsgBox num
② 小数をそのまま変換
Dim num As Double
num = CDbl(3.14159) '3.14159 のまま保持
MsgBox num
③ 文字列をDouble型に変換
Dim num As Double
num = CDbl("123.456") '123.456 に変換
MsgBox num
④ 非数値の文字列を変換しようとするとエラー
Dim num As Double
num = CDbl("abc") 'エラー発生(変換不可)
数値以外の文字列を変換しようとするとエラーになるので注意!
4. CDblを使う場面
- 小数を扱う必要がある場合
- 精度の高い計算を行うとき(金融・科学計算など)
- 文字列の数値を小数として扱いたいとき
5. まとめ
CDbl
は 数値をDouble型に変換 する関数- 小数をそのまま扱える(IntegerやLongでは扱えない)
- 精度が高く、大きな数値も使える
- 数値の文字列も変換可能だが、非数値の文字列はエラーになる
小数を扱う場面では、CDbl
を使って正確な計算を行いましょう!
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