目次
1. 配列とコレクションの選び方
- 配列：高速・固定長・一括処理に向く
- コレクション：柔軟・サイズ可変・オブジェクト管理に強い
- 状況に応じて使い分け or 組み合わせ活用も有効
2. 多次元配列の基本と実用
- Excel表を一括で読み込む：
Range("A1:D100").Value - 次元の操作：
arr(i, j)、LBound/Uboundでループ処理 - 条件抽出・列集計・転置なども可能
- シートとの高速連携に最適（大量データも高速）
3. Collectionの基本と活用
- 操作方法：
Add/Item/Remove/Count - キー指定で高速アクセス（
col.Add item, key） - クラスと併用してオブジェクト管理に便利
- 配列より柔軟だが、ループ削除に注意が必要
4. 配列とCollectionの組み合わせ設計
- 配列で表形式データを読み取り → クラスに詰める → Collectionに格納
- 処理後、再び配列化してシートに出力
- 「読み取り・構造化・加工・出力」の基本パターン
5. Dictionaryとの比較と使い分け
| 特性 | 配列 | Collection | Dictionary |
|---|---|---|---|
| 添字アクセス | ○ | ○ | ○ |
| キー指定 | × | △（制限あり） | ◎ |
| 削除 | × | ○ | ○ |
| 値の更新 | ○ | △（再追加） | ◎ |
| ソート | × | △（自作必要） | △ |
6. よくある落とし穴と対策
ReDimで配列が初期化される →Preserve付きで対応- Collection削除は逆ループ or 一時退避が安全
- Variant型混在時は型チェック必須（
TypeNameなど）
7. 応用テクニック
- 条件付きで2次元配列から別配列へ抽出
- 複数列を使った集計処理（件数・平均など）
- 配列をDictionaryに変換して検索効率化
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