VLOOKUP(ブイルックアップ)関数は、指定した値を検索し、その値に対応するデータを取得する関数です。特に、表やリストの中から特定の情報を探すときに便利です。
目次
1. VLOOKUPの基本構文
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, [検索方法])
引数 | 説明 |
---|---|
検索値 | 検索したい値(例: 商品コードなど) |
範囲 | データのある表の範囲(検索する範囲を指定) |
列番号 | 取得したいデータがある列(範囲の左から何列目か) |
検索方法 | TRUE(近似一致)または FALSE(完全一致)。通常は FALSE を推奨 |
2. VLOOKUPの基本的な使い方
例:商品コードから商品名を検索する
以下のような表があるとします。
A列(商品コード) | B列(商品名) |
---|---|
101 | りんご |
102 | バナナ |
103 | ぶどう |
この表から、商品コード「102」に対応する商品名を取得する場合、次のようにVLOOKUPを使います。
=VLOOKUP(102, A2:B4, 2, FALSE)
➡ 結果:「バナナ」 が返る
3. よくあるエラーと対処法
① #N/Aエラー(該当データが見つからない)
- 原因:検索値が範囲内にない、または完全一致(FALSE)を指定しているのにデータが不一致。
- 対処法:
- 検索値が範囲に含まれているか確認
- 近似一致を利用する場合は
TRUE
を指定
② #VALUE!エラー(列番号が間違っている)
- 原因:指定した列番号が範囲の範囲外
- 対処法:
- 列番号が範囲内の有効な値か確認
4. VLOOKUPを使いこなすポイント
✅ 検索範囲の1列目に検索値があること(1列目にないと検索不可)
✅ 検索方法は通常 FALSE(完全一致)を推奨(誤ったデータ取得を防ぐ)
✅ XLOOKUP(Excel 2019以降)ならVLOOKUPより便利!(左右どちらの検索も可能)
VLOOKUPを活用すると、大量のデータの中から素早く情報を取得できます!まずは基本から試してみましょう。
コメント