メソッドとは「動作や処理を実行する命令」

1. メソッドとは?

VBA(Visual Basic for Applications)では、「メソッド」とは “何かを実行する命令” のことです。

たとえば…

  • セルの値をクリアしたい
  • シートをコピーしたい
  • ファイルを保存したい

こういった「動作」をするときに使うのがメソッドです。


2. メソッドの例

セルの値を消す

Range("A1").ClearContents

→ A1セルの中身を消す命令です。
ClearContents」がメソッドになります。


シートをコピーする

Sheets("Sheet1").Copy After:=Sheets("Sheet2")

→ Sheet1をSheet2の後ろにコピーします。
Copy」がメソッドです。


ファイルを保存する

ThisWorkbook.Save

→ このブックを保存します。
Save」がメソッドです。


3. メソッドの形

メソッドは基本的に、こういう形で書きます:

オブジェクト.メソッド

たとえば:

Range("B2").Select

→ 「Range(セル)」というオブジェクトに、「Select(選択)」というメソッドを使っています。


4. プロパティとの違い

プロパティ:状態を「設定」または「取得」するもの
メソッド:何かを「実行」するもの

種類意味
プロパティRange("A1").Value = 10値を設定(状態の変更)
メソッドRange("A1").Clearセルの内容を消す(動作)

5. よく使うメソッドまとめ

メソッド動作内容
Select選択する
ClearContentsセルの内容を消す
Copyコピーする
Delete削除する
Save保存する
Activateアクティブにする(選択状態)

6. まとめ

  • メソッド=「動作を実行する命令」
  • 書き方:オブジェクト.メソッド
  • 例:Range("A1").ClearContents など
  • プロパティは「状態」、メソッドは「動作」

VBAを使いこなすには、「オブジェクト」と「メソッド」の組み合わせを覚えていくのが第一歩です!

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