VBAでは、変数に値を代入してからセルに設定することで、コードを柔軟かつ読みやすくすることができます。
このページでは、変数を使ってセルに値を設定する基本的な書き方と具体例を紹介します。
目次
1. 基本構文
Dim 変数名 As データ型
変数名 = 値
Range("A1").Value = 変数名
Dim
は変数の宣言As データ型
は、変数に入れるデータの種類(文字列、数値など)Range("A1").Value = 変数名
で、セルにその変数の値を代入
2. 文字列(String)を使った例
Dim msg As String
msg = "こんにちは"
Range("A1").Value = msg
msg
という文字列型の変数に「こんにちは」を代入- セルA1にその値を設定
3. 数値(Integer, Long, Double)を使った例
Dim count As Integer
count = 10
Range("B1").Value = count
- 数値を扱う場合は、
Integer
(整数)やDouble
(小数)などを使います
4. 日付(Date)を使った例
Dim today As Date
today = Date
Range("C1").Value = today
Date
関数を使うと、実行日の日付が自動的に取得されます
5. 複数の変数を使う例
Dim name As String
Dim age As Integer
name = "佐藤"
age = 30
Range("A2").Value = name
Range("B2").Value = age
- 複数の変数を使うことで、複雑なデータの扱いもスムーズにできます
6. セルの位置を変数で指定する応用例
Dim r As Integer
Dim c As Integer
r = 3
c = 2
Cells(r, c).Value = "ここはB3"
Cells(3, 2)
はセル「B3」を指します- セルの位置も変数で動的に指定できます
7. まとめ
内容 | 使用例 |
---|---|
文字列変数 | Dim s As String / s = "文字" |
数値変数 | Dim n As Integer / n = 10 |
日付変数 | Dim d As Date / d = Date |
代入 | Range("A1").Value = 変数名 |
応用(位置) | Cells(行, 列).Value = 変数名 |
変数を使うことで、データの再利用・変更がしやすくなり、コードの可読性も向上します。
「値を直接書く」の次のステップとして、ぜひこの書き方に慣れていきましょう。
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