Range(“A1”).Value の使い方

1. はじめに

Excel VBAを始めたばかりの方にとって、「セルの値を取得・設定する方法」は最も基本的な操作です。その中でも特に頻出なのが Range("A1").Value という書き方。本記事では、この基本中の基本に絞って、わかりやすく解説します。


2. Range("A1").Valueとは?

  • Range("A1"):セルA1を指定する
  • .Value:そのセルの「値(入力したデータ)」を表すプロパティ

つまり、

Range("A1").Value

は「セルA1の値」を意味します。


3. セルの値を取得する

A1セルに入力された値を取得し、メッセージボックスに表示する基本例:

Sub GetValue()
MsgBox Range("A1").Value
End Sub

[MsgBox 表示させたい値] を使うことで、セルA1にある値をメッセージボックスで表示させることができます。


4. セルに値を設定する

A1セルに値を代入する基本的な方法は次のとおりです:

Sub SetValue()
Range("A1").Value = "こんにちは"
End Sub
  • 右辺の値を左辺に代入します。
  • 右辺には、文字列・数値・変数などを指定できます。
  • 代入後にセルA1を確認すると、「こんにちは」の文字が確認できます。

5. .Valueは省略可能

実は .Value は省略しても構いません:

Range("A1") = "省略可能"

これは Range("A1").Value = "省略可能" と同じ意味になります。
ただし、コードの可読性を保つためにも、明示的に .Value を書くことをおすすめします。


6. おわりに

Range("A1").Value は、VBAの中でも最も基本でありながら、非常に重要な記述です。この1文を正しく理解することは、今後のVBA学習において大きな土台になります。

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