VBAでは、繰り返し処理を行うために主に以下の3つのループが使われます。
目次
1. For Next ループ(決まった回数の繰り返し)
指定した回数だけ繰り返す場合に使います。
Dim i As Integer
For i = 1 To 5
Debug.Print "ループ回数: " & i
Next i
ポイント:
1 To 5で 1 から 5 まで繰り返す。Stepを使うと増減幅を変更可能。
例:For i = 1 To 5Step 2 (Step 2で2ずつ増加)
2. Do While ループ(条件を満たす間繰り返す)
条件が 真(True) の間、ループを続けます。
Dim i As Integer
i = 1
Do While i <= 5 'i が5以下の間繰り返し
Debug.Print "ループ回数: " & i
i = i + 1
Loop
ポイント:
While 条件がTrueの間、処理を繰り返す。- 条件を満たさないときにループを抜ける。
3. Do Until ループ(条件を満たすまで繰り返す)
条件が 偽(False) の間、ループを続けます。
Dim i As Integer
i = 1
Do Until i > 5 'i が5より大きくなるまで繰り返し
Debug.Print "ループ回数: " & i
i = i + 1
Loop
ポイント:
Until 条件がTrueになったらループ終了。Do Whileとの違いは、条件の判定が逆なこと。
どのループを使うべき?
| ループの種類 | 使う場面 |
|---|---|
| For Next | 回数が決まっている場合 |
| Do While | 条件を満たす限り 繰り返したい場合 |
| Do Until | 条件を満たすまで 繰り返したい場合 |
4. まとめ
- 回数が決まっている → For Next
- 条件を満たす間 → Do While
- 条件を満たすまで → Do Until
シンプルに理解し、適切な場面で使い分けましょう!
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